ジュエリーコーディネーター3級検定ガイド〜学習のポイント〜

JC3級試験概要と学習ポイント

ジュエリーコーディネーターはジュエリーという専門品の販売員として、「接客」「豊富な知識」の2つが問われています。
ですから、接客現場でのスキルとして、常識的な対応を問われる問題と、ひたすら暗記しなければならない問題に分けられます。

総合

 ・ジュエリー概論 

装身具の歴史の知識、ジュエリーの価値についての「考え方」を試されます。

「宝石の価値」については、自分の考え方とテキストの内容をよく照らし合わせて考えることが大事です。

・ジュエリー産業論

最近の市場動向や、お客様はどんな気持ちでジュエリーを買うの?どんなお客様がどんな商品を買うの?ということに興味を持って学習してみましょう。

素材・宝石の基礎知識

・ダイヤモンド ・カラーストーン ・真珠 ・貴金属 

ダイヤモンド・・・歴史、性質について理解する。※劈開など

カラーストーン・・・色についての理解、産地、扱い方の注意、エンハンスメントとトリートメントetc

真珠・・・養殖行程は必ず押さえましょう。他、種類と手入れについても必須。

貴金属・・・金、銀、プラチナ族の全ての性質(融点、硬さ、比重など)を全て暗記するくらいの気合いでちょうど良いです。

製造

・ジュエリーデザインの基礎 

デザイン・プロセスの流れ、順番を頭に入れましょう。また、ジュエリー業界のおけるデザインの役割もよく理解しておきます。
用具等、使用したことのない方はとにかく覚えるしかありません。

・製造と加工、修理の基礎知識 

作りを勉強している方は問題ないと思いますが、販売においてもジュエリーの製造知識は必須です。

大きくわけると、
「地金から手作り」「ワックスによるモデリングからキャスト」「エレクトリックフォーミングや光造形など比較的新しい技術」「石留めの技術と種類」「リペア(修理)」について要点と行程をイメージ出来る程度に学習してください。

商品

・商品概論 

この辺から、販売に関して直接的な内容が多く含まれますので、気合いを入れて勉強します。
ここでは、特に「商品の分類」について押さえましょう。

・商品知識

リング、ネックレスなど、とにかく「名前」を覚えていきます。

例えばリングのデザインの種類、腕、石座などのパーツ、チェーンの種類などです。
テストではひっかけのような設問もありました。
私は徹夜で「暗記」しましたが、ここでミスをしてます。

商品を見て「理解」していれば問題なかったのでしょうが・・・。

販売

・販売の基礎知識

試験においても、現場においても、再重要項目です。 

ある意味、「常識」的な問題が多いのですが、特に接客技術で間違えたらJC取得者として「恥ずかしい」くらいの考えで臨みましょう(笑)

覚えるべきキーワードとしては、
「CS(顧客満足)」「AIDMA(S)」「セリングポイント」ですね。
独学だと見落としがちかもしれませんので。

・コーディネート 

常に鏡を見て、オシャレに気を遣う女性は得意かもしれません。

私は苦労しました(^^;

ネックレスならどの長さか、リングならどんな指にどんなデザインか、イヤリングならどんなボリュームでどんな形か?

体型に合わせて、どんなジュエリーが似合うのか自問自答しつつ、自分のセンスとテキストの答えが合っているか、チェックするのが最も早いと思います。

自分のセンスが「答え」でしたら、特に勉強しなくてよいわけですし。

とはいえ、ネックレスの長さによる呼び名、それからTPOなどは要チェックです。
特に問題になるのは冠婚葬祭ですね、日本の場合。